本記事は商品プロモーションを含みます
コンテンツを作って売るなら、Brain(ブレイン)は候補に入るプラットフォームです。ただ、検索して出てくるのは「noteとの違い」や「出品手順」の記事ばかりで、肝心の「何が、いくらで、どれだけ売れているのか」を数字で示した記事がほとんどありません。手順を知っても、売るものを間違えれば1部も売れません。
当サイトはBrainで販売されている教材2,440件の公開データを毎日記録しています。この記事では、その実データから「Brainで売れているものの条件」を割り出します。
先に結論だけ書きます。2,440件のうち29.7%は1部も売れていません。そして売れている教材の共通点は「安いこと」ではなく、むしろ逆で、高単価なほど売れています(発売90日以上の教材で、3万円以上の販売数の中央値は173部、999円以下は14部)。さらにジャンルによって推定売上の中央値は170倍以上の差があります。値段とジャンルを決めた時点で、結果の大半は決まっているということです。
この記事の数値は、当サイトがBrainの公開データから独自に集計したものです(2026年8月8日時点・対象2,440件)。収集方法の都合上、人気ランキング掲載分と直近の新着教材が多めに含まれており、Brain全体の完全な母集団ではありません。「推定売上」は「価格×累計販売数」で計算した手数料を引く前の金額で、期間中の値下げ・値上げは反映していません。
目次
まず前提:Brainで1本売れたとき、手元にいくら残るか
売るものを考える前に、収支の形を押さえておきます。Brainは出品も出店も無料で、売れたときだけ費用がかかります。
| 出品にかかる費用 | 無料(ただし記事は公開前に審査あり) |
| 販売手数料 | 売れた金額の12%(Brain公式の案内による) |
| アフィリエイト報酬 | 0〜50%の範囲で販売者自身が設定する |
| 紹介経由で売れた場合の負担 | 手数料12% + 設定した報酬率 |
| 自分の集客だけで売れた場合の負担 | 手数料12%のみ |
手数料率はBrain公式の案内にもとづく2026年8月時点の値です。制度は変更されることがあるため、出品前に必ず公式の最新情報をご確認ください。
ここが理解の分かれ目です。1万円の教材に報酬率50%を設定した場合、紹介経由で売れると手元に残るのは約3,800円(手数料1,200円+紹介報酬5,000円を引いた額)。自力で売れば8,800円です。同じ1部でも、手取りは2倍以上ちがいます。
報酬率50%は「値引き」ではなく「広告費」
半分も持っていかれると聞くと損に見えますが、これは売れたときだけ発生する成功報酬型の広告費です。前払いの広告費はゼロで、売れなければ1円も出ていきません。
そして実際、Brainで売っている人の大半がこれを選んでいます。2,440件のうち71.4%(1,741件)が、報酬率を上限いっぱいの50%に設定していました。後述するように、この設定をしていない教材はほとんど売れていません。
【現実】2,440件のうち29.7%は1部も売れていない
期待値を正しく持つために、まず全体の販売数の分布を見ます。
| 0部(1部も売れていない) | 725件(29.7%) |
| 1〜9部 | 558件(22.9%) |
| 10〜49部 | 365件(15.0%) |
| 50〜99部 | 274件(11.2%) |
| 100〜499部 | 396件(16.2%) |
| 500部以上 | 122件(5.0%) |
累計販売数の中央値は6部、平均は109部。平均が中央値の18倍あるのは、ごく一部の教材が全体を押し上げているためです。
半数以上(52.6%)が累計10部未満です。1,980円の教材が9部売れても売上は1万7,820円。ここに「Brainに出せば売れる」という前提は成り立ちません。
今このタイミングで売れているのは、5本に1本だけ
累計販売数は「過去に売れた合計」なので、今の勢いは分かりません。そこで、2週間にわたって毎日記録した販売数の変化を追いました。
| 期間中ずっと追跡できた教材 | 1,023件 |
| 2週間で1部以上売れた教材 | 218件(21.3%) |
| 期間中の販売増加の合計 | 4,730部 |
| そのうち上位10教材が占める割合 | 69.5% |
2026年7月25日〜8月8日の日次スナップショットより。
これが最も厳しい数字です。ある2週間で見ると、売れているのは5本に1本。そして売れた部数の約7割を、たった10教材が持っていっています。販売者1,172人のうち、上位1%にあたる11人が推定売上の45.5%を占めており、上位10%まで広げると86.6%になります。
出したばかりの教材の55.7%は0部のまま
「出せば最初は誰かが買ってくれる」も、データ上は成り立ちません。発売30日以内の1,220件を見ると、次のとおりでした。
| 1部以上売れた | 540件(44.3%) |
| 10部以上売れた | 152件(12.5%) |
| 100部以上売れた | 41件(3.4%) |
裏を返せば、発売1か月以内の教材の55.7%は、まだ1部も売れていないということです。ここで心が折れて撤退する人が多いのだと思われますが、後述するとおり、売れない原因の多くは発売前の「値付けとジャンル選び」にあります。
【一次情報】安い教材ほど売れていない。価格帯別の実売データ
ここが、この記事でいちばん伝えたい部分です。「まず安く売って実績を作る」という初心者向けの定番アドバイスは、Brainの実データとは逆の結果になっています。
販売から時間が経って結果が出そろった発売90日以上の980件だけを取り出し、価格帯ごとに集計しました(新しすぎる教材を混ぜると、単に「まだ売れていないだけ」の教材が安値帯に集まって結果が歪むためです)。
| 〜999円(170件) | 販売数の中央値 14部 / 推定売上の中央値 6,170円 |
| 1,000〜2,999円(165件) | 販売数の中央値 58部 / 推定売上の中央値 13万680円 |
| 3,000〜4,999円(121件) | 販売数の中央値 89部 / 推定売上の中央値 36万8,520円 |
| 5,000〜9,999円(242件) | 販売数の中央値 78部 / 推定売上の中央値 70万120円 |
| 1万〜2万9,999円(163件) | 販売数の中央値 138部 / 推定売上の中央値 271万2,000円 |
| 3万円以上(119件) | 販売数の中央値 173部 / 推定売上の中央値 861万5,400円 |
発売から90日以上経過した980件が対象。推定売上は「価格×累計販売数」で、手数料・紹介報酬を引く前の金額です。
普通に考えれば、安いほど数は出るはずです。しかしBrainでは価格が上がるほど販売数の中央値まで増えており、999円以下と3万円以上では12倍の開きがあります。推定売上で比べれば1,000倍以上です。
なぜ500円の教材は売れないのか
理由は3つ考えられます。
- 紹介する人が動かない:報酬率50%でも、500円の教材なら紹介者の取り分は250円。紹介記事を1本書く労力に見合わないため、誰も広めません。Brainの集客はアフィリエイトが中心なので、これは致命的です
- 安さが品質のシグナルとして働く:買う側は中身を読めません。判断材料が価格・販売数・レビューしかない状況で、500円という値付けは「その程度の中身」という合図になります
- 安い価格帯に新規参入が集中している:発売30日以内の教材の価格の中央値は780円。一方、90日以上経った教材の価格の中央値は6,040円です。安い価格帯は、そもそも競争相手の数が違います
値付けの目安は、最低でも2,980円以上。紹介者の取り分が1,000円を超える価格(=報酬率50%なら2,000円以上)が、他人に広めてもらえるかどうかの分岐点になります。紹介する側から見た経済性についてはBrainアフィリエイトのやり方|教材2,440件の報酬率を集計して分かった稼ぎ方で詳しく扱っています。
ジャンル選び:出品が多い場所と、売れている場所は一致しない
次にジャンルです。まず、最近みんながどこに出しているか。発売30日以内の1,220件の内訳です。
| ビジネス | 565件(46.3%)/ 55%以上が0部 |
| AI | 356件(29.2%)/ 約半数が0部 |
| SNS | 53件(4.3%) |
| 恋愛・人間関係 | 49件(4.0%) |
| その他12ジャンル合計 | 197件(16.2%) |
新規出品の75%が「ビジネス」と「AI」の2ジャンルに集中しています。そして、その2つが最も0部率の高いジャンルでもあります。「AIで稼ぐ方法」を書こうとしている人は、同じ月に356人と同じ棚に並ぶことになります。
では、実際に売れているのはどこか。発売90日以上の教材について、ジャンル別に推定売上の中央値を出しました。
| マーケティング(77件) | 価格の中央値 1万2,000円 / 推定売上の中央値 350万円 |
| デザイン(59件) | 価格の中央値 9,980円 / 推定売上の中央値 116万7,660円 |
| SEO・ブログ(65件) | 価格の中央値 6,980円 / 推定売上の中央値 102万7,940円 |
| 物販(64件) | 価格の中央値 9,980円 / 推定売上の中央値 98万4,900円 |
| プログラミング(58件) | 価格の中央値 1万6,400円 / 推定売上の中央値 86万4,900円 |
| YouTube(59件) | 価格の中央値 9,800円 / 推定売上の中央値 77万4,060円 |
| 恋愛・人間関係(58件) | 価格の中央値 1,980円 / 推定売上の中央値 5万8,560円 |
| 健康・食事・美容(59件) | 価格の中央値 1,980円 / 推定売上の中央値 2万円 |
発売90日以上の980件を対象に、件数の多い上位ジャンルと下位ジャンルを抜粋。件数が少ないジャンルは中央値が振れやすい点にご注意ください。
上位と下位の差は175倍です。ただし、注目すべきは上位ジャンルの価格の中央値がそろって1万円前後だという点。ジャンルそのものの人気というより、「高い値段を付けられるテーマかどうか」で差がついています。
マーケティング・SEO・物販・プログラミングは、買う人にとって支出ではなく投資です。1万円払って月3万円増えるなら安い、という計算が成り立ちます。一方、恋愛や健康は本人の満足で完結するため、同じ品質でも高い値段が付きません。売るテーマは「自分が書けること」だけでなく、「読者が投資として計算できるか」で選ぶべきだということです。
アフィリエイト報酬率の設定が、そのまま売れ行きに出ている
報酬率の設定と実際の販売数の関係も集計しました。
| 50%(1,741件・71.4%) | 販売数の中央値 18部 / 0部の割合 22.5% |
| 30%(91件) | 販売数の中央値 22部 / 0部の割合 33.0% |
| 20%(69件) | 販売数の中央値 37部 / 0部の割合 18.8% |
| 10%(88件) | 販売数の中央値 0部 / 0部の割合 59.1% |
| 0%=紹介報酬なし(401件・16.4%) | 販売数の中央値 0部 / 0部の割合 54.6% |
報酬率を0%または10%にした489件は、半数以上が1部も売れていません。因果関係を断定はできません(そもそも売る気のない試験的な出品が混ざっている可能性があります)が、少なくとも「報酬を出さずに売れている教材」はデータ上ほとんど存在しません。20%の69件だけ販売数の中央値が高いのは、価格の中央値が9,980円と高く、率が低くても紹介者の取り分が確保されているためだと考えられます。
つまり、判断すべきは率ではなく「紹介者の手に1,000円以上残るか」です。
「購入者のみ紹介可」にするかどうか
Brainには、紹介できる人を購入者だけに限定する設定があります。全体では17.3%がこれを使っていますが、100部以上売れた教材に限ると22.0%まで上がります。中身を読んでいない人に雑に拡散されると評判が落ちるため、売れている教材ほど紹介者を絞る傾向があるということです。
ただし、発売直後にこれを設定すると広めてくれる人が0人の状態から始まります。最初は誰でも紹介できるようにし、実績が積み上がってから絞るのが順序として自然です。
noteではなくBrainで売るべきなのは、どんな人か
「Brainとnoteの違い」は手数料の比較で語られがちですが、売る側にとっての本質的な違いは1つだけです。Brainには、他人があなたの商品を売ってくれる仕組みが標準で付いていることです。
| 自分にフォロワー・読者がいる | noteでもBrainでも売れる。手数料の安いほうでよい |
| フォロワーがほぼいない | Brain向き。報酬率50%で紹介者に売ってもらう前提を作れる |
| 単価1,000円未満で数を売りたい | どちらも厳しい。Brainでは特に紹介者が動かない |
| 1万円以上の教材を売りたい | Brain向き。高単価帯ほど実売が多く、買う側も慣れている |
| 読み物・エッセイを売りたい | note向き。Brainは実用ノウハウの購入者が中心 |
言い換えると、Brainは「集客を外注する場所」です。手数料12%と紹介報酬50%を合わせた負担は、自分で広告を出して売る手間を肩代わりしてもらう対価だと考えると納得しやすくなります。フォロワーが1万人いる人にとっては割高で、0人の人にとっては破格です。
なお、買う側から見たBrainの信頼性や口コミの読み方はBrainは怪しい?教材2,440件の販売データを調べて分かった実態にまとめています。売る前に、まず買う側として1本読んでみることを強くおすすめします(手順はBrainの買い方で解説しています)。売れている教材の構成・見出し・特典の付け方は、そのまま教科書になります。
データから逆算した「最初の1本」の作り方
ここまでの数字を、出品前にやることへ落とし込みます。
1. 価格を先に決める(2,980円以上)
内容を作ってから値段を考えると、たいてい安くなります。先に価格を決めて、その値段に見合う中身を作るほうが順序として正しいです。999円以下の教材は、実売データ上ほぼ報われません。
2. 「投資として計算できるテーマ」に寄せる
同じスキルでも、切り口で価格帯が変わります。「AIの使い方」ではなく「AIで受注する副業の始め方」、「デザインのコツ」ではなく「デザインで月10万円受注するまでの手順」。読者が回収を計算できる形にすると、1万円の価格が成立します。
3. 報酬率は50%で出す
実際に71.4%がそうしています。ここをケチって手取りを増やそうとすると、紹介者が0人になり、結果として売上も0になります。50%の1部は、100%の0部より大きいという単純な話です。
4. 最初の10部を自力で売る道筋を用意しておく
販売数0部の教材は誰も紹介してくれません。買う側の判断材料が価格・販売数・レビューしかない以上、最初の実績だけは自分で作る必要があります。知人・X(旧Twitter)・メルマガなど、出品前に声をかけられる相手を数えておいてください。ここが0人なら、出品より先にやることがあります。
5. レビューを依頼する導線を中身に入れておく
2,440件の50.7%はレビューが0件です。販売10部以上の教材でも、レビューが付く割合は購入者の22.9%程度(中央値)。放っておけば8割は書かれません。教材の末尾に一言お願いを入れるだけで、次の購入者の判断材料が増えます。
よくある質問
Brainは初心者でも出品できますか?
できます。初期費用はかからず、アカウントを作ればその日に記事を書き始められます。ただし公開には運営の審査があり、誇大広告や未完成の記事は公開できません(禁止事項の一覧はこちら)。出品のハードル自体は低いぶん競争は激しく、2,440件のうち29.7%は1部も売れていません。
最初は安く売って実績を作るべきですか?
データ上は逆効果です。発売90日以上の教材で見ると、999円以下の販売数の中央値は14部、3万円以上は173部でした。安さは実績につながっていません。紹介者の取り分が小さすぎて誰も広めないためだと考えられます。
どのジャンルが売れますか?
推定売上の中央値が高いのはマーケティング・デザイン・SEO・物販・プログラミングで、いずれも価格の中央値が1万円前後です。逆に新規出品の75%はビジネスとAIに集中しており、この2つは0部率も最も高くなっています。
アフィリエイト報酬率は何%に設定すべきですか?
50%が実質の標準です(71.4%がこの設定)。重要なのは率そのものより、紹介者の手元に1,000円以上残るかどうか。価格2,000円未満で報酬率50%だと、紹介する人はほぼ動きません。
売れなかったら値段を下げるべきですか?
値下げは、紹介者の報酬額も同時に下げます。売れない原因が価格ではなくテーマや見せ方にある場合、下げるほど紹介されなくなり、状況が悪化します。まずは販売ページの見出しと、想定読者の絞り込みを見直すことをおすすめします。
まとめ:値付けとジャンルで、結果の大半は決まっている
2,440件の実売データが示していることは、次の4点です。
- 29.7%は1部も売れていない。ある2週間で1部でも売れたのは追跡できた教材の21.3%だけ
- 安い教材ほど売れていない。発売90日以上で見ると999円以下は中央値14部、3万円以上は173部
- ジャンル差は175倍。上位ジャンルの共通点は「価格の中央値が1万円前後」=投資として計算できるテーマ
- 報酬率0%・10%の489件は半数以上が0部。Brainの集客は紹介者に依存している
Brainは「出せば誰かが見つけてくれる場所」ではなく、「紹介者に売ってもらう仕組みを使う場所」です。だからこそ、紹介する人が動く価格(2,980円以上、できれば1万円前後)と、その価格が成立するテーマを選べるかどうかで結果が分かれます。
実際にどんな教材が売れているのかは、当サイトのトップページで人気ランキングとして毎日更新しています。売る前に、売れている教材を10本眺めることが、いちばん確実な市場調査です。
